吉原 俊太郎 弁護士 インタビュー
福岡オフィスの 吉原 俊太郎 弁護士に,刑事事件の弁護活動についての想いを聞きました。
弁護士 吉原 俊太郎
・福岡オフィス 所属
・福岡県弁護士会 所属
・福岡県出身
財産犯では,万引き等窃盗に関する事件が多いですが,詐欺罪,横領罪,器物損壊罪などの事件にも携わりました。横領事件に関しては,刑事事件のみならず,民事事件の示談交渉でのご依頼も多いです。
また,暴行・傷害等の身体犯に関する事件や,強制わいせつ罪,迷惑防止条例違反などのわいせつに関する罪,大麻・覚せい剤などの薬物に関する罪も多く取り扱ってきました。
そのほか,特別法(野生動物保護法,産廃処理法,商標法等)違反も,取り扱った経験があります。
実刑の前科がある被疑者について,財産犯の弁護の依頼を受けた事案で,被害者と示談をし,検察官に対して被疑者に有利な情状を詳細に主張したところ,不起訴を獲得できました。
また,財産犯の事案で,精神障害が問題になったものがありました。地裁では精神障害の影響が認められませんでしたが,高裁ではその影響が認められ,事実認定の一部が変更されたことが,強く印象に残っています。
他にも,印象に残った事件は数多くあります。
刑事弁護においては,やれるべきことをすべてスピーディーにやる,ということを活動理念としています。迅速に,あらゆる手を打つことで,自ずと結果がついてくるのが刑事弁護だと思います。
刑事弁護を行う上で大切にすべきことはたくさんあると思いますが,やはり,依頼者である被疑者の方の要望を叶えるために全力を尽くすことが一番大切だと思います。
特に,身柄事件においては時間の制約がありますので,限られた時間で最大限の成果が出せるように努力する必要があります。
被疑者の方のみならず,被害者の方からもじっくりと話を聞き,被害者の方の被疑者に対する心情や,ご希望などをしっかりと聞き取るようにしています。多少時間がかかるかもしれませんが,最初にきちんと話を聞くことが結果的に早い解決に繋がると考えています。
また,より良い解決のためには身元引受人となるご家族の方のご協力も必要ですので,ご家族の方のご要望なども聞かせていただくように心がけています。
依頼者との関係では,事件の解決のために必要なことのほか,今後の更生のために必要なことについても配慮するようにしています。
また,少しでも不安を取り除けるように,事件の進捗について逐一報告をすることは重要だと考えています。
依頼者である被疑者やご家族の方に喜んでいただいたときです。
涙を流して喜んでいただくこともあり,そのようなときは本当に良かったと感じます。
当事務所には,刑事弁護について経験豊富な弁護士が多数在籍しているほか,これらの経験を若手の弁護士にも共有できるような体制が整っているのが強みだと思います。
弁護士複数名で一つの案件に取り組むことで活動のスピードを上げ,定期的に勉強会を開催して研究したりすることで,ノウハウの共有を図っています。
刑事事件でお悩みの方は,すぐに弁護士にご相談ください。刑事弁護は弁護士しか対応することができませんし,弁護士に相談や依頼をすることで精神的に楽になったと話される方はたくさんいらっしゃいます。
また,刑事事件はスピードが大事なので,お早めにご相談いただくことがより良い解決に繋がることが多いです。