Q
被告人と被告はどう違うのですか?
また,被疑者と被告人はどう違うのですか?
A
刑事裁判と民事裁判の違いになります。
被告人は,刑事裁判で使われる用語で,検察官に犯人であると主張され起訴された者を指します。
一方で,被告は,民事裁判で,訴えを提起された者のことをいいます。
民事裁判において,訴えを提起した者を原告といいます。
報道では,検察官に起訴され,刑事裁判を受ける者は被告と呼ばれていますが,被告人と呼ぶのが正しい呼び方になります。
被疑者と被告人ですが,両者は,検察官の起訴の前後で呼び方が変わります。
検察官の起訴前であれば被疑者,検察官の起訴後は被告人と呼ばれます。