刑事事件コラム

  • HOME
  • 刑事事件コラム

2019.10.29更新

今回は,「業務上過失致死傷罪」と「重過失致死傷罪」について解説いたします。
> 前回記事: 過失致死罪と過失傷害罪

■ 業務上過失致死傷罪と重過失致死傷罪

仮に,業務性がある場合には業務上過失致死傷罪(刑法第211条第1項前段)が問題となり,過失の程度が重い場合には,重過失致死傷罪(刑法第211条第1項後段)が問題となります。

刑法第211条第1項
業務上必要な注意を怠り,よって人を死傷させた者は,5年以下の懲役若しくは禁錮又は100万円以下の罰金に処する。重大な過失により人を死傷させた者も,同様とする。

業務性がある場合や,過失が重い場合には,格段に重い刑罰が課されることになります。

■「業務性」の意義

本条における業務とは,本来人が社会生活上の地位に基づき反復継続して行う行為であって,かつ,その行為は他人の生命身体等に危害を加えるおそれのあるものをいいます(最判昭和33年4月18日)

■「重過失」の意義

本条における重過失とは,一般的には,注意義務違反の程度が著しいことをいいます。


次回は,「自動車運転過失致死傷罪」について解説いたします。

業務上過失致死傷罪と重過失致死傷罪

投稿者: 弁護士法人桑原法律事務所

情熱とフットワークを
もって
迅速な解決を
目指します。

福岡市にある弁護士法人桑原法律事務所です。刑事事件において有利な展開を望むなら、スピーディーな対応が欠かせません。福岡県近郊で、刑事事件でお困りの被疑者ご本人やご家族が安心して日常生活を送ることができるよう、情熱と向上心のある弁護士たちが真摯に向き合います。

  • メール相談予約
  • 092-409-0775