刑事事件コラム

  • HOME
  • 刑事事件コラム

2019.02.14更新

■ 刑の種類

刑事裁判で有罪となった場合の刑の種類としては,死刑懲役禁錮罰金拘留及び科料があります。
また,付加刑として,没収があります(刑法9条)
これら以外は,刑の一種に類似するものであっても刑ではありません。

■ 懲役,禁錮,拘留 ―自由刑―

懲役,禁錮,拘留は,身体拘束を受ける刑(自由刑)のことをいいます。

懲役は,無期か,1月以上20年以下の身体拘束を受ける刑であり,規則的労働を強制されます。
禁錮は,期間については,懲役と同じですが,規則的労働を強制されません。
拘留は,1日以上30日未満の身体拘束を受ける刑であり,規則的労働を強制されません。

■ 罰金,科料 ―財産刑―

罰金,科料は,一定の金額の剥奪を目的とする刑(財産刑)のことをいいます。
罰金は1万円以上であり,科料は1000円以上1万円未満の金額と定められています。

これらが,刑の内容ですが,刑法には,執行猶予というものも定められています。

■ 執行猶予とは

執行猶予とは,法律で定められた要件を満たす者が,3年以下の懲役若しくは禁錮又は50万円以下の罰金の言渡しを受けたときは,情状により,1年以上5年以下の期間,その執行を猶予することができるという制度であり(刑法25条),上記の刑の宣告がされても直ちに刑に処されるのではなく,その執行が猶予されるというものです。
そして, 執行猶予を取り消されることなく,執行猶予の期間を経過したときは,刑の言い渡しはその効力を失います(刑法26条)

■ まとめ

したがって,執行猶予がつかなければ,直ちに刑事施設に収容されたり,罰金を支払ったりしなければならなくなります。
懲役,禁錮について,執行猶予がつくかつかないかは,その後の生活に非常に大きな影響を与えるものですので,弁護人と十分に協議していただければと思います。

 

 

投稿者: 弁護士法人桑原法律事務所

情熱とフットワークを
もって
迅速な解決を
目指します。

福岡市にある弁護士法人桑原法律事務所です。刑事事件において有利な展開を望むなら、スピーディーな対応が欠かせません。福岡県近郊で、刑事事件でお困りの被疑者ご本人やご家族が安心して日常生活を送ることができるよう、情熱と向上心のある弁護士たちが真摯に向き合います。

  • メール相談予約
  • 092-409-0775